麦茶

香ばしい麦茶の匂いが、グラスの大きなふちに溜まっている

コップを傾けると鼻がすっぽりその濃い香りの中へ浸かる

昨日の作業でやや筋の張った右腕が、潮面にわずか波を立て

ゆっくりとテーブルに仕舞われる際は大きく波立った

この部屋は、大きな木陰のよう。

入ってくる涼しげな風は、庭のケヤキやオレンジの老木が一度冷ましてから入れてくるようで、

3年目の夏も過ごしやすさが想像出来る。

青い夏、東京の。

K.Ayabe

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