点の夜

点の夜

1cmだけ 深い椅子に座ったまま

探さない僕は 宇宙だと囁かれた
求めない僕は 夜かもしれないと

ゆっくりと 腰掛けるように
目を閉じた

少なくとも 明日は来ないらしい
目は閉じたまま

ピアノは 冷たい大理石の上を歩くみたいに
玄関に向かって響いている

空気が真新しく 呼吸は新鮮で
朝は 夢の中でだけ育っている

綾部

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